各種手術
包皮環状切除術(包茎手術)
包皮が翻転せず亀頭が見えないもの人または包皮がかなり余って亀頭が隠れている人に行います。麻酔はペニス根部の皮膚に注射し、余剰の包皮を環状に切除し傷を縫い合わせます。時間は30分ほどで糸は自然に溶けるもので抜糸の必要はなく、傷は一時腫れますが1、2週でひきます出血は一般的に軽度です。保険適応されています。
コンジローマ電気焼却術(コンジローマ手術)
尖形コンジローマは性病のひとつでペニス周辺の小腫瘤となることが多いですが、これを電気メスで焼却します。麻酔はペニス根部の皮膚に注射します。時間は数分で出血は軽微です。
前立腺針生検
前立腺癌の疑いがある人の組織検査をみるために行います。肛門よりのエコーを見つつ、計8カ所を生検針で採取します。麻酔はしませんが違和感がある程度です。検査後直腸粘膜よりの出血、前立腺の細菌感染による発熱などに注意が必要です。
動静脈シャント形成術(透析)
外来での血液透析をはじめて受ける患者に対し、麻酔を手首周辺の皮膚に行い動脈と静脈をつなげて血液を動脈より静脈へ流すようにします。時間は1、2時間です。出血に注意が必要で、外来で2時間安静にしてもらい様子をみます。シャント閉塞をおこした時にも行います。
経皮的血管形成術、経皮的血栓溶解術(透析)
血液透析患者のシャント静脈が穿刺の影響などで狭窄をきたした時、通常の静脈穿刺の要領で血管内にバルーン拡張可能なカテーテルを挿入し拡張を行っています。血栓溶解を合併している場合は血栓溶解用カテーテルを用い、溶解を試みます。拡張は90%以上の成功率ですが、血栓溶解はやや成功率は下がります。麻酔は拡張する静脈周辺の皮膚に行います。